師走に入った12月1日、大分市の大分県護国神社(大分市牧、TEL 097-558-3096)に来年のえと子(ね)を描いた大型の絵馬が登場した。来年3月まで境内に飾られ、参拝客を出迎える。
1996年から続く年末の恒例行事。今年も大分市で着物店を営む内田孝久さん(68)が描いて奉納した。
絵馬は高さ4.5メートル、幅5メートルで八坂秀史宮司(58)によると「九州最大級」。朝日とウメの花を背景に、親子ネズミの仲の良い姿が描かれている。
1日9時30分過ぎに行われた除幕式には参拝者ら約60人が参加。白い幕が落ちて巨大な絵馬が現れると、拍手とともに「かわいいね」「幸せな気分」などと感想を述べ合った。「子は十二支の一番最初のえと。『芽吹く年』として新しいことにチャレンジしてほしい」と内田さん。
12月8日には日本一という長さ18.8メートルの大破魔矢、高さ12メートルの巨大熊手も設置する。12時30分から立ち上げ作業を行い、クレーンの上から菓子をまくイベントを行う。