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大分市がJR大分駅東の鉄道跡に「線路敷ボードウォーク広場」

大分市が整備した「線路敷ボードウォーク広場」

大分市が整備した「線路敷ボードウォーク広場」

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 大分市がJR大分駅東側で整備を進めていた「線路敷ボードウォーク広場」(大分市六坊北町など)がこのほど完成した。12月7日に完工を祝う式典と記念の植樹祭を開く。

本物のレールで作った「線路敷ボードウォーク広場」のゲート

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 JR大分駅付近連続立体交差事業で生じた線路の跡地整備事業の一環。「日豊本線東側鉄道残存敷整備事業」として、大分駅から南蛮BVNGO交流館へと続く敷地のうち、市道顕徳町・古国府線を挟んだ六坊北町と顕徳町の約1万平方メートルを公園化した。総事業費は3億3,000万円。

 昨年12月に着工。今年10月31日に完工した。広場は長さ440メートル、幅15~26メートルで、西側の入り口に本物のレールを加工して作った「OLD RAIL BOARDWALK」のゲートを設置した。歩道(自転車走行可)の木材には大分市産材のスギなどを使用。線路跡地の名残として中古レールを敷いた。

 芝生広場、ベンチ7基のほか、3on3用バスケットボールコート2面(ゴール付き)を備える。3on3コートの開放時間は9時~19時で誰でも自由に利用できる。南蛮BVNGO交流館の近くには、整備中の大友氏館跡の庭園を見渡せる眺望デッキ(高さ3メートル)も設けている。

 電気などの付帯設備以外は9月末までに完成しており、10月1日からは暫定供用として歩道部分や3on3コートなどを開放してきた。正式オープン後は広場貸し出しなどの利用面について整備していく方針。大分市まちなみ整備課(TEL 097-537-5637)では「大分駅から大友氏遺跡へと続くエリアを『大分歴史回廊』としたい。にぎわいをつなぐ交流の場にできれば」としている。

 7日の式典は10時から。関係者のほか、金池小児童、金池保育所園児ら約100人が参加予定。記念植樹ではヤマザクラ、クヌギ、カエデなど13種類約100本を植える。

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