eスポーツ大会「O Games(オーゲーム)in Beppu」が12月22日、別府市の別府国際観光港さんふらわあ乗り場2階(別府市汐見町9)で行われ、親子連れら約150人がコンピューターゲームなどの腕前を競い合った。
ゲームの競技性を楽しむ目的で大分県eスポーツ連合が初開催。サッカー、格闘、戦闘などのゲームを用意し、リズムの精度を競い合う「太鼓の達人」で小学生を対象とした全国大会の地区予選を開いたほか、カーレースの「グランツーリスモスポーツ」ではタイムアタックの認定書を発行した。
大分県のeスポーツプロチーム「花天月地」の選手も参加。格闘ゲームの「鉄拳7」で対戦交流を行い、動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用する際の留意点を説明する講習会も開いた。
会場にはeスポーツ専用という眼鏡、目と手を使って見る力を鍛える装置、家具店が製作したコンピューターゲーム専用の椅子を並べ、eスポーツ界を取り巻く環境も紹介した。
同連合では、これまでは参加者がゲームを持ち寄って楽しむ「パーティー型」のイベントを主流としてきた。今後は「O Games」を定期的に開き、競技性の一面も高めていくという。同連合会長の西村滉兼さん(40)は「自分の腕を大会で確かめたいと考えている人は多いと思う。表彰することで参加へのモチベーションも上がるはず。こうした形でもeスポーツ普及に努めていければ」と話していた。