大分市の「南蛮BVNGO交流館」(大分市顕徳町3、TEL 097-578-9191)は1月26日、新年会イベント「大友館のおもてなし2020 大おもて会」を開く。青空市、昔遊び、「戦国鍋」の無料提供など盛りだくさんの内容で来館者を楽しませる。
大分市「南蛮BVNGO交流館」の「大おもて会」チラシ(表面)
戦国時代に豊後を統治したキリシタン大名「大友宗麟」が家臣をねぎらうために開いていたとされる新年会「大おもて節」にあやかり、初めて開く。「南蛮青空市」、昔遊びコーナーを設けるほか、「戦国鍋」の無料振る舞い、鉄砲隊演武などを実施。史跡ガイドによる講座も開く。
「南蛮青空市」は交流館前広場で開催。古着などのフリーマーケット、手作りのアクセサリーや雑貨を販売するブース、占い体験コーナーなど25店が並ぶ。
館内の昔遊びコーナーではこま、めんこ、竹馬、おはじき、弓矢、お手玉などを用意。木製の棒と球で遊ぶ「ぎっちょう」や「けまり」をアレンジしたグラウンドゴルフ大会やリフティング競争も行う。14時からは普段は入ることができない茶室でかるた大会を開く。「大友」「南蛮」をテーマに同館が作ったオリジナルかるたを使い、年齢などによってグループ分けして行う。グループごとの1位にオリジナルのペーパーナイフや定規などを進呈する。
「肉と野菜を豪快に炊き込む」という「戦国鍋」は12時から提供。11時からイベント本部で先着150人に整理券(1人1枚)を配布する。
このほか13時から豊後大友宗麟鉄砲隊の撃ち初めとなる「奉射会」、11時30分と13時30分から大友氏遺跡史跡ボランティアガイドによる歴史講座もある。
昨年12月にJR大分駅から同館へと続く敷地に「線路敷ボードウォーク広場」が整備され、「駅方面からのアクセス数も増えた」という。同館では「ここまで盛りだくさんの内容は初めて。来館しやすくなったので親子で、友達同士で遊びに来てほしい」と呼び掛けている。
開場時間は11時~15時。入場・入館、イベント参加は無料。