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別府市移住の「湯治女子」がシェアハウス 多彩な企画で鉄輪温泉を湯「磁」場に

「湯治ぐらし」をオープンした菅野静さん

「湯治ぐらし」をオープンした菅野静さん

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 「湯治」の魅力にほれ込んで別府市の鉄輪温泉に移住した菅野静さん(41)が2月21日、空き家を改装したシェアハウス「湯治ぐらし」(別府市鉄輪東7)をオープンした。入居する「湯治女子」と共にさまざまな企画を行う予定で、若者や旅行者らを湯「磁」場に引き寄せる。

湯煙が立ち昇る鉄輪温泉の街並み

 菅野さんは大阪府出身。大手広告会社などで国内外を駆け回る中、行く先々の温泉を楽しむようになった。温泉の本来のスタイルが残り、女性1人でも利用しやすい「湯治場」の魅力を再認識し、中でも、湯治用素泊まり宿「貸間」や温泉の蒸気で食材を調理する「蒸し釜(地獄蒸し)」といった文化が色濃く残る鉄輪温泉に一目ぼれ。昨年3月に大阪から移り住んだ。

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 移住後は「鉄輪のためにできること」を追求。先輩の旅館のおかみらからアドバイスを受け、湯治文化の魅力を発信する取り組みに着手した。英語サイト「ONSEN WAKIPEDIA」を立ち上げ、地域と旅行者の懸け橋となるプロジェクト「湯治女子」もスタート。活動拠点として、暮らしに湯治を取り入れたシェアハウス「湯治ぐらし」をオープンした。

 「湯治ぐらし」の入居者は立命館アジア太平洋大(APU)に通う女子学生4人。「湯治女子」として、温泉に入る、地域住民とのコミュニケーションを楽しむといった日常生活の模様をSNSなどで発信していくという。

 ハウスでは温泉入浴に使われている手拭いを集めて温泉で染め、縫い合わせる「のれん作り」を実施。APUの出口治明学長によるトークショーなども行う。地獄蒸しなどを使った食事イベント、湯治ヨガ、妊活・産前産後湯治、日・英ガイドで行く「湯磁場」ツアーなども予定する。「垣根をなくして地域住民、若者、外国人、高齢者、旅行者らに集まってもらえれば」と菅野さん。

 このほか湯治場街にイベントスペースを月替わりで貸し出すチャレンジショップをオープンさせるなど、アイデアと活力は尽きない。菅野さんは「日本古来の養生法である『湯治文化』を新しいライフスタイルとして国内外に発信していきたい」と意気込んでいる。

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