大分市中心街の夏を盛り上げる「2020夏 THE府内町まつり」が8月8日・9日に祝祭の広場(大分市府内町1)で開かれる。大声やユニークなメッセージを披露する絶叫大会の参加者も募集しており、主催者は「コロナウイルス感染防止のルールを守りながらみんなで楽しもう」と来場を呼び掛けている。
大分都心まちづくり委員会府内部会の主催。新型コロナウイルスの影響で「大分七夕まつり」(8月7日~9日)など多くの夏祭りが中止となる中で、売り上げを減らした苦境に立つ商店街を盛り上げ、市民らの「寂しい」といった声にも応える形で企画した。
ドリンクやフードの販売、ステージイベントなどを実施。飲食ブースでは10店がクラフトビールなどのアルコールやソフトドリンク、唐揚げにかき氷といったフードを用意する。子ども向けの出店も開く。ステージでは8日は吹奏楽、チキリンばやし、合唱など、9日はダンス大会やラップのライブ、絵本の読み聞かせやバルーンアートのイベントを行う。
目玉は8日17時から開く「街のど真ん中 de 絶叫大会」。飛まつ防止の仕切りを立てたステージ上から大きな声を響かせる催しで、声の大きさやメッセージの面白さなどを競う。賞品は自転車、商品券、食事券、ワインセット、花火セット、ジェラートセットなど多数。参加賞のアイスクリームも用意している。持ち時間は1人1分でおよそ30人の参加を見込む。フェイスブックページなどからの事前申し込みのほか、当日会場でも受け付ける。
現状のイベント開催の目安は「5000人以下かつ収容要員の50%以下」とされていることから、会場では入り口を2カ所に限定し、来場者数を数える。検温、マスク配布、消毒液の設置なども徹底する。
事務局の府内五番街商店街振興組合(大分市府内町2、TEL 097-534-2483)は「守ることを守ればより日常に近い形で開催できる。コロナに振り回されることなく全員で楽しめれば」としている。
開場時間は両日とも15時~21時。入場無料。