パン店「木村家パン」(別府市石垣東6、TEL0977-808-808)が別府市の住宅街に移転オープンして2週間がたつ。
1959(昭和34)年、同市上人仲町に創業した。手作りあんを使った「あんぱん」(150円)などが人気で、地域のパン店として愛されてきた。現在は元銀行員だった小林聖さんが「祖父が開いた店を守りたい」と後を継いでいる。
聖さんはパン作りに関しては修業の身ながら、専務としてこれまでの知識と経験を生かし、移転リニューアルを決意。「より多くの人に食べてもらうために、若い世代が多く暮らす住宅街で挑戦することにした」と話す。
8月29日に旧店舗から車で10分ほど離れたエリアに出店した。新店舗は自然光が入り込むよう白色を基調とした空間で、イートインスペースも新たに設けた。
聖さんによると、新店でもあんぱんが売れ筋という。「生クリームあんぱん」(150円)、メロンパンに生クリームをはさんだ「メロンシャンティ」(170円)も人気。
10月からは、毎月第2水曜、第3日曜に「パン屋で学ぶパン作り教室」を開講する。受講料は、1回=3,000円、6回=1万5,000円。申し込みは、店頭、電話、フェイスブックメッセージで受け付ける。
小林さんは「今後はランチ提供も計画している。地域に密着した店として笑顔が広がる憩いの場になれば」と意気込む。
営業時間は8時~18時(売り切れ次第終了)。