大分農業文化公園(杵築市山香町、TEL 0977-28-7111)の「コキア」の紅葉が見頃を迎えている。木々の緑と空と湖の青を背景に、赤いじゅうたんを敷き詰めたような光景が広がっている。
緑と赤のグラデーションを楽しめるコキアも(大分農業文化公園)
ヒユ科の一年草で和名は「ホウキギ」。成長すると高さ1メートルほどの球体になり、秋にかけて透き通る赤に変色する。
植栽は2年目。フラワーガーデンの敷地約5000平方メートルに1万株を植えた。昨年は天候不良などが重なり、色変わりがうまく進まなかったが、今年は雑草除去を重ね、台風対策のネットを張るなどして「色出し」に成功した。
同公園によると、10月10日頃には全体が赤く染まり、ピークは1週間から10日間ほど続くという。「ようやく『コキアレッド』を見てもらえる。県内ではあまり見られない光景なので、一度足を運んでもらえれば」
10月は毎日開園。営業時間は9時30分~17時。入場無料。