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ここは「密」OKの楽園 大分市の高崎山のサル、寒の入りにストーブ前で暖

電気ストーブの前でくつろぐ高崎山のサル

電気ストーブの前でくつろぐ高崎山のサル

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 今年の1月5日は二十四節気の小寒。一年の中でも厳しい寒さが続く「寒の入り」を迎え、大分市の高崎山自然動物園(大分市神崎、TEL 097-532-5010)では、電気ストーブの前でサルたちがくっつき合って暖をとる姿を見せ、観光客らを楽しませている。

「団暖ヒーター」の前で毛繕いするサル(高崎山自然動物園)

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 ニホンザルには、冷え込みが強まると互いに身を寄せ合って「団子」をつくり、寒さをしのぐ習性がある。同園ではそうしたサルたちに冬場でもくつろいでもらおうと、寄せ場の一角に年末から「団暖ヒーター」を設置している。

 餌付けしているのはB群677匹とC群362匹。山に餌がある季節は、群は別々に山から下りてくるが、冬は餌を求めて朝から両群が姿を見せ、寄せ場付近は1000匹を超えるサルでにぎわう。

 そこここに家族単位のサル団子ができる一方で、ヒーター前には10匹ほどが集合。観光客の前で毛繕いをしたり、寝転んだりする。スタッフの村田美由紀さんは「サルには厳しい季節だが、人間にとっては観察するのに良いシーズン」。

 同園では現在、今年の「人気ザル」と「イケメンザル」のナンバーワンを決める「選抜総選挙」を実施している。投票は園内の投票箱とメールで受け付ける。投票期間は1月20日まで。

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