商品包装の創意工夫などを楽しむ「現代日本のパッケージ2020 in おおいたデザイン・エイド」が1月18日、大分県立美術館OPAM(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)の1階アトリウムで始まった。国内の大規模なパッケージコンクールと「おおいたデザイン・エイド」のデザインコンテスト受賞作品など約120点を展示している。
大分市の主催。「おおいたデザイン・エイド」はクリエイティブ産業の拡大やクリエイターの育成などを目的に2018年度から開催。今年はパッケージデザインコンテストの作品展示に合わせ、「現代日本のパッケージ2020」も開くことにした。
「現代日本のパッケージ2020」は昨年10月から12月にかけて東京で開催。「第59回ジャパンパッケージングコンペティション」「2020日本パッケージングコンテスト」の受賞作などを展示する内容で、地方での開催は初めて。
会場には経済産業大臣賞を受賞した包装技術や、各部門賞などに輝いた日用品や食品などを展示。書籍「パッケージデザインインデックス Our Best Wroks」の掲載商品を展示するコーナーでは、せっけんや洗剤、調味料などに貼られたラベルの歴史や変遷を紹介するパネルも設置している。「おおいたデザイン・エイド」のブースでは矢野哲義さんの最優秀賞作品「野津原タクシー」の車体ラッピングデザインなども並ぶ。
市商工労政課では「アイデアの詰まったデザインや懐かしのラベルなどをまとめて見られる数少ない機会。パッケージの面白さや奥深さを楽しんでほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。入場無料。1月24日まで。
期間中、1月23日13時30分からJR大分駅府内中央口広場で「おおいたデザイン・エイド2020」の表彰式を開く。一部、商品化した作品を展示・販売する。