別府市の外郭団体「別府市産業連携・協働プラットホームB-biz LINK(ビービズ・リンク)」は温泉成分が入った入浴剤「湯の花」をパッケージ化し、1月20日から販売を始めた。メッセージなどを書き込んでそのまま投函(とうかん)できる郵送用ギフトで、「今は会えない大切な人にぬくもりを」としている。
昨年4月から展開しているソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)推進プロジェクトの一環。コロナ禍で移動自粛が続く中、心身の疲れを癒やしてもらおうと企画した。
ギフトは縦10センチ、横10.6センチ、厚み2センチの箱で、表面に「はなれていてもあったかい。」の言葉とソーシャル・ディスタンシングを表したロゴマークを添えた。宛先、差出人、メッセージを書き、120円分の切手を貼ればそのまま投函できる。
湯の花2回分入りで380円。「今は、またいつか会って抱きしめ合える日までの助走期間」などと書いたメッセージカードも付く。
JR別府駅にある観光案内所「WANDER COMPASS BEPPU(ワンダーコンパス別府)」(TEL 0977-75-8716)と専用サイトで販売。売り上げの一部は「別府市新型コロナウイルス感染症おもいやり基金」に寄付する。
スタッフの後藤寛和さんは「ワンコインで別府の『湯』を楽しめる。温まってほしい人とのつながりをサポートしたい」と話す。