セブン-イレブン・ジャパン(東京千代田区)が、大分県と締結した包括協定の10周年を記念し、県産の原材料を使用したおにぎりとパスタを開発した。9月30日に県内181店舗で販売を始めた。
2011(平成23)年に県との間で、県産品の販路拡大、まちづくりと商店街の活性化、 地域や暮らしの安心・安全など8分野で相互連携を締結。地産地消につながる商品開発などを手掛けてきた。
新商品は「厳選米おむすび大分県産椎茸(しいたけ)と牛肉のしぐれ煮(おおいた和牛使用)」(194円)と「大分県産しらすの和風ペペロンチーノ」(486円)。おにぎりのしぐれ煮は乾シイタケの戻し汁で甘めに味付けした。パスタは大分県豊後水道水域のシラスを使用。めんたいこと高菜を添え「九州向け」に仕上げている。
9月30日は、同社南九州ゾーンの金城知秀ゾーンマネジャーと商品本部地区MD統括部九州地区の平田哲也シニアマーチャンダイザーが大分県庁を訪れ、広瀬勝貞知事に10年の取り組みと新商品について報告した。
試食した広瀬知事は2品とも「いくらでも食べられる」と評価。「大分の食材を使って売り出してもらえるのはうれしい」と述べた。東京からビデオ会議システムで参加した同社執行役員オペレーション本部の飯沼一丈副本部長は「地域に貢献できるチャンスをもらえてうれしい。今後も地域が元気になるよう盛り上げていきたい」と話した。
販売は県内限定で期間は約1カ月。