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「みずみずしく鮮烈」 大分市で小川香料製品展、県産イチゴベリーツの食用香料初登場

会場では大分県産イチゴ「ベリーツ」の新香料などを紹介

会場では大分県産イチゴ「ベリーツ」の新香料などを紹介

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 小川香料(東京都中央区)の「製品展示会2021 in 大分」が10月12日、大分市のレンブラントホテル大分(大分市田室町9)で始まった。誰でも来場できる2日間の催しで、大分県産イチゴ「ベリーツ」を原料とする新開発の食品用香料などを紹介している。

ベリーツの新香料などを紹介

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 同社は2019年8月に大分県と「香りの連携協定」を締結。県産品を使った天然香料の製造を通した地域活性に注力してきた。これまでにカボス、畳表に使われてきたシチトウイ(七島イ)などの香料を開発している。

 展示会は、ベリーツの食品用香料が10月に製品化したことを受けて開催。ベリーツのほか、カボス、北海道産乳、宇治抹茶、瀬戸内産レモン、伊豆大島産桜花などの香料を、調味料、菓子、飲料の3つのブースに分けて紹介している。大分県で自主展示会を開くのは初めて。

 ベリーツ香料は、油溶性のオイルと水溶性のフレーバーを用意。オイルは菓子のコーナーでホワイトチョコレートに練り込んだサンプルを並べている。フレーバーは炭酸水で割って提供している。フレーバー事業の及川心吾事業部長は「開発に1年かかったが、ベリーツの特徴を生かすことができた。他のイチゴとは異なる際立つみずみずしさと鮮烈な香りを感じてほしい」と説明する。

 12日は洋菓子店、製パン店、食品原料を取り扱う卸業の関係者らが来場。それぞれのブースで担当者から説明を受けた。来場者の一人は「ベリーツは想像以上の香り。実際にサンプルで確かめられたのでありがたかった」と話した。

 同社では「これからのベリーツが出回る時期に利用してもらえれば」。展示会は一般にも開放している。

 13日の開場時間は10時~16時。入場無料。予約不要。

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