JR九州大分支社が11月3日、JR九州大分車両センター(大分市下郡)で「2021トレインフェスタ in 大分」を開く。JR九州の観光列車「36ぷらす3」の内部を公開するほか、車両床下検査体験も初めて行う。
利用者への感謝デー。毎年秋に開いているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止していた。今年は感染症拡大防止で規模を縮小し、飲食禁止で開く。同時入場数は1000人を上限とする。
特急ソニックの運転台見学、車両の床下部をハンマーで点検をする打音体験を実施。車体を洗う洗浄線や方向を変える転車台は、車両に乗ったまま体験できる。電光の乗り場案内板に好きな言葉を表示させて記念撮影ができるコーナーも設ける。関連グッズや鉄道用品も販売する。
「36ぷらす3」は実際に走る6両編成をそのまま展示。客室車両やビュッフェカー、マルチカーなどを見学できる。大分支社総務企画課(TEL 097-532-0642)は「内部を見られる機会は少ない。雰囲気をじっくり味わってほしい」とする。
開場時間は10時~15時。入場無料。会場および周辺に駐車場はない。最寄り駅は日豊線・牧駅(徒歩約6分)。
このほか11月1日に、大分駅開業110周年記念乗車券を発売する。大分駅から日出駅、別府駅行きの2枚で1,100円。記念台紙付きで1100セットを用意する。大分駅北口に設置する臨時発売所で6時から販売する。10月31日18時から改札口で整理券を配る。大分地区で使っていたサイドボード(行先字幕)も4,000円で販売する。限定70枚。
「あなたと歩んだ110年記念スタンプラリー」の第2弾も実施。東別府駅、西大分駅、大分駅のスタンプを集めた人に「大分駅110 周年記念缶バッジ」を進呈する。
トレインフェスタ当日は、JR大分駅で歴代の大分駅長13人が集まり、12時10分発ソニック28号の出発式を行う。