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大分市の高崎山で人気ザル総選挙の候補20匹決定 女帝「ヤケイ」などが抽選

「候補は自分たちの手で」サルたちが代わる代わる抽選

「候補は自分たちの手で」サルたちが代わる代わる抽選

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 大分市の高崎山自然動物園(大分市神崎、TEL 097-532-5010)で12月6日、その年の人気ザルを選ぶ「TNZ選抜総選挙」の候補を決める抽選会があった。史上初めて雌で群れのトップに立った「ヤケイ」など4匹が抽選を行い、スタッフ推薦の4匹と合わせて20匹が決まった。

臨時の抽選役を務め悠々と引き揚げるオオムギ

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 「総選挙」は、2013(平成25)年度からスタート。雌と子ザルを対象とした「人気ザル」と雄の「イケメン」の2部門で実施している。以前は、候補のサルはスタッフが選んでいたが、昨年からサルが選ぶ方式を取っている。今年は事前に両部門16匹ずつを選び、それぞれ8匹を抽選で、残る4匹をスタッフ推薦で決める形にした。

 抽選会では落花生の付いたひもを引くと写真が見えるように丸めたポスターを用意。複数回に分けて、それぞれを同時にぶら下げ、サルに選んでもらった。

 折しも高崎山は「恋愛シーズン」の真っただ中。抽選役に抜てきされたB群の女帝「ヤケイ」は2回の抽選で4匹を選んだ後、「恋の相手を探しに」山に姿を消した。その後もそわそわした様子で「ヤマト」「ゴロー」「オオムギ」が代わる代わるひもを引き、残りのサルが決まった。

 人気ザル部門には5度目の頂点を狙う「シャーロット」、今年の第1号赤ちゃん「アマビエ」、迷子の赤ちゃんと自分の赤ちゃんの2匹を育てる「マツバ」などが選ばれた。イケメン部門には昨年1位、2位の「ゴロー」「マルオ」、C群ボスの「ブラック」などが名を連ねた。

 同園スタッフの木本智さんは「どのサルにも個性、プロフィール、ストーリーがある。足を運んで見て、選んでほしい」と呼び掛ける。

 投票は12月18日から来年1月17日まで。園内の投票箱、ホームページで受け付ける。抽選で10人にオリジナルグッズが当たる。

 候補サルは、人気ザル部門はピー、カラオケ、マツバ、アマビエ、シー、ムスメ、フワ、プリンにスタッフ推薦のヤケイ、シャーロット。イケメン部門はハトムギ、マルオ、ゴロー、ナンチュウ、タツヤ、ブラック、スケサン、ゴエモンで推薦組はオオムギとロバート。

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