第10回アートプラザ建築キッズ作品展「ゆめのたてもの」が1月26日、大分市のアートプラザ(荷揚町3、TEL 097-538-5000)2階アートホールで始まった。小学生の思いやアイデアが詰まった建築物の絵画や立体作品139点が訪れた人の目を引いている。
大分県内の小学生を対象とした公募展で2013(平成25)年から毎年開催。10周年を迎えた今回はこれまでの絵画部門に立体作品部門を加えて実施。テーマは「あったらいいなぁと思う夢の建物」で、絵画125点、立体作品14点の応募があった。
最高賞に当たるアートプラザ大賞に、絵画部門から「月に生える縄文杉の日本美術館」(阿南葵さん・大分田尻小2年)と「理科のお城とふしぎないきもの」(米田琉乃さん・大分横瀬小5年)、立体作品から「ふかふかのニットドーム」(大平知宙さん・別府大平山小4年)を選出。このほか優秀賞に絵画2点と立体1点、特別賞に絵画3点を選んだ。
会場には全作品を展示。カメやカタツムリなどの生き物を住居に見立てた絵画や、金属板、わら、毛糸などで作った建物模型が並ぶ。大分空港がアジア初の「水平型宇宙港」となったことから「宇宙」をテーマにした作品も。
アートプラザでは「思い入れたっぷりに仕上げた作品が多いので全体的にレベルが高い。子どもたちのアイデアや考え方、表現の仕方をじっくり見てほしい」とする。
開場時間は10時~17時(金曜・土曜は18時まで)。今月30日まで。入場無料。
新型コロナウイルスの影響で、予定していたツアー、ワークショップ、コンサートは中止となっている。