
別府市にあるアーティスト専用の「清島アパート」(末広町2)の2021年度活動報告会「こんばんは、清島アパートです。」が3月11日、ふれあい広場・サザンクロス(別府市千代町1)で開かれた。アパートを利用した9人が、1年間の取り組みを地域住民らに紹介した。
本年度は、大平由香理さん(日本画家)、神谷紀子さん(映像制作など)、SHIN KOYAMAさん(陶磁器オブジェ制作など)、島貫泰介さん(美術ライター)、野口竜平さん(芸術探検家)、秦雅則さん(写真撮影など)、東智恵さん(画家)、宗久典高さん(切子ガラス作家)、森本凌司さん(芸術家)が利用。11日は約40人の来場者を前に、作品制作や展示会参加の様子を映像を交えて紹介したほか、今後の展望ついても触れた。
野口さんは市民文化祭「ベップ・アート・マンス」で企画した「蛸みこし」を会場に持ち込んだ。竹のしなりをタコ独特の動きに利用した大型作品で、来場者に手伝ってもらいながら、8本の足を動かすパフォーマンスを披露した。
SHINさんは制作作業のほか、共同温泉を楽しむ生活についても紹介。「別府はコンパクトシティ。温泉、病院、飲食店、商店街があり、若い人も高齢者もいる」と話し、制作の場を新しく別府に構えるとした。
来年度の利用者は6人。更新組は大平さん、野口さん、東さん、森本さんの4人で、花田智浩さんと水田雅也さんが新しく入居する。
「清島アパート」は、NPO法人「BEPPU PROJECT」が芸術支援活動の一環として2009(平成21)年から運営。戦後すぐに建てられたという木造2階建てのアパートを、居住しながら芸術創作活動ができる場としてアーティストやクリエーターに月額1万円で貸している。これまで延べ200人以上が入居。ジャンルは絵、映像、写真、ダンス、服飾、落語、陶芸などと幅広く、退去後、別府に残って活動を続ける人も多い。