大分市の北部九州介護支援ネットワーク協同組合のインドネシア技能実習生5人が4月27日、有料老人ホーム「ホタルの家」(大分市野津原)を訪れ、自国の歌や踊りを披露した。
同団体では2009(平成21)年から外国人を対象とした技能実習制度を導入。主な職種は農業で対象国はベトナム、ミャンマー、中国、スリランカなど。介護職はインドネシアのみで、本年度は12人を受け入れている。
訪問は介護学習のレクリエーション研修として実施。ソティ・ナエシーさん(25)、ニワヤン・サニ・ソマさん(23)、ヌル・ホフィアさん、ベルリアナ・チャーヤ・ニングルムさん、スリ・アユニさん(以上21)が参加した。
5人は「幸せなら手をたたこう」を日本語とインドネシア語で歌ったほかダンスも披露。歌や踊りに見入っていた施設利用者にインドネシアの土産を手渡した。
異国の高齢者と交流を深めたヌル・ホフィアさんは「子供の時の夢は看護師。自国では両親を介護をしたい」と笑顔。同施設は「熱心に接する姿に感心した。初心を思い出させてもらった」とした。
今後、実習生は日本の法律や生活についても学習。5月19日から大分市、日出町、由布市の有料老人ホームに勤める。