房の大きさが世界最大級とされるブドウ「ネヘレスコール」の収穫体験が9月3日、杵築の大分農業文化公園「るるパーク」(杵築市山香町、TEL 0977-28-7111)で行われる。
シリア原産。房は平均で長さ60センチ、重さ約2キロまでに育つ。同園によると「市場にほとんど出回らない。種があるが、糖度は17度以上。味はさっぱり爽やか」とする。
同園では2001(平成13)年の開園当初からビニールハウスで5本を育てている。今年は5月の満開時に花を優しくなでるなどして自家受粉を促進。生育は順調で、長さ85センチの房や3キロ近い房など300房が垂れ下がっている。果樹担当の板井隆さんによると「今年は粒の数が多くできもいい」という。
収穫体験は毎秋実施している人気イベント。9時30分から11時45分まで15分ごとに入れ替え制で10回行う。定員は各回30人。申し込みは房単位で、料金は1グラム1円で計算する(10円単位は切り捨て)。
申し込みは専用ページから受け付ける。果樹園のビニールハウスは園の東側にある。東ゲート無料駐車場の利用が便利。