大分の平和市民公園能楽堂(大分市牧緑町1、TEL 097-551-5511)で4月4日、人気の会員優待サービス「能楽友の会」の2015年度受け付けが始まった。
「匠(たくみ)の技で作られた素晴らしい施設で『能』や『音楽』『アート』に触れ合ってほしい」と、昨年より始めた同サービス。年間5回開催を予定している「能楽サロン」(6,750円)か年間2公演を予定している「能楽堂Ars Schoola(アルス スコラ)」(一般6,500円~)のいずれかのチケットを購入すると入会となる。
能楽サロンは能楽のレクチャー型ワークショップで、各会別々の講師が参加。能楽師と一緒にお茶と菓子を楽しみながら体験できるプログラムになっている。全講座を受講した会員には「受講修了書」を発行し、オリジナルの記念品を贈呈する。
能楽堂Ars Schola(アルス スコラ)は、音楽やアートなどをセレクトして同能楽堂で紹介する新しい取り組み。Arsはアートの語源となるラテン語で「芸術、美術、技術」など、Scholaは「学校」を意味する。公演は8月に「カテリーナの森から生まれた古楽器たち」コンサート、11月に「小野リサ」コンサートの2公演を予定している。
入会特典は、チケットの会員割引や、公演などの案内を掲載した「能楽堂新聞」の配布、年間約30回以上開催するワークショップの先行申し込みなどのサービスを受けられる。
企画広報担当の林弘美さんは「特典は盛りだくさん。能楽を含む伝統芸能や音楽・アートなど広く深く体験してほしい」と話す。
同施設は全国に十数カ所しか無い本格的な能楽堂の一つ。九州では福岡の大濠公園能楽堂と合わせて2施設しかない。
申し込み締め切りは今月18日14時。