大分コンパルホール(大分市府内町1、TEL 097-542-6441)で7月31日・8月1日の2日間、「キッズワーク大分2015」が開催されている。主催は大分県職業能力開発協会、大分県技能振興コーナー。
キャリア教育の一環として、小学生の高学年を対象に職業の疑似体験をさせる同イベント。働くことの意義や仕事の楽しさを経験し、将来の職業について考える機会を与えることを目的に厚生労働省の委託を受け実施している。
体験できる職種は、板金、建具、庭師、大工、左官などの建設業や、菓子、洋食などの飲食店業、ネイリストなど計16種を用意。事前申し込みでは定員640人に対して約1700人の応募があったという。
参加者は会場内のハローワークで登録後に各職種の仕事を見つけエントリーする。仕事ブースに行き作業服に着替え仕事を体験。体験後には会場内だけで使えるマネーをもらい、会場内に用意された文房具などを販売する売店で買い物を楽しむ。「仕事を通して実生活の体験もできる」と石崎博史コーナー長。
石崎さんは「若者のものづくり離れ、技能離れは深刻な問題。イベントを通して学びものづくり人材の増加、日本の技術力向上につながれば」と期待を寄せる。