大分市中心部の「中央通り」が4月22日、歩行者天国として開放された。
主催は商店街や市、企業などでつくる市中央通り歩行者天国推進委員会。中心市街地のにぎわいづくりを目的に2016年から開いており、6回目。JR大分駅前交差点からガレリア竹町入り口までの約320メートルの6車線を13時から16時まで開放。AからDの4つのエリアに飲食店ブースやステージ、畳100枚を敷いた「まちなか座敷」などを設け、さまざまなイベントを行った。
好天にも恵まれ、約2万9,000人が来場。Aエリアではフラダンスや鶴崎踊りなどが披露され、Dエリアでは大道芸や高校吹奏楽部の演奏などが行われた。Bエリアの「おおいたなかよしマーケット」では県内13市町村が特産品などを販売した。
会場には玖珠町の「角埋ジャンボ鯉(こい)のぼり会」が用意した長さ約35メートル、胴回り約15メートルというの巨大なコイも登場。多くの人がくぐり抜けを楽しんだ。
大分商吹奏楽部の50人は八木節をアレンジした楽曲などを演奏し、来場者から大きな声援を受けた。部長の小川璃子さん(3年)は「歩行者天国に出るのは初めてだったが、お客さんが喜ぶ空気が直接伝わってきて楽しかった」と笑顔で話していた。