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大分市の坂ノ市で「萬弘寺の市」 3,300人が出演、恒例の物々交換も

早朝に行われる「物々交換」の様子

早朝に行われる「物々交換」の様子

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 大分市の萬弘寺(まんこうじ、大分市坂ノ市中央5)で5月18日から、1434年続く「萬弘寺の市」が開かれる。主催は萬弘寺の市保存会(TEL 097-592-5007)。

「萬弘寺の市」のイベントプログラム

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 同寺の観世音菩薩(ぼさつ)の縁日に当たる同日から7日間、同寺横の広場などで「一人一役住民総参加」を掲げてさまざまなイベントを行う。恒例の物々交換ほか、地元民によるステージや各種サークルによる出し物など約70のイベントに坂ノ市地域内外の約3,300人が出演する。

 プログラムは連日、朝から21時まで組まれており、カラオケ大会(18日・20日・22日・23日)、ヒップホップダンス(19日)、「どっとんばやし総踊り大会」(20日)、丸太早切り大会(同)、坂ノ市小鼓笛隊パレード(22日)、ところてん早食い大会(同)、紅白歌合戦(24日)などが行われる。

 メインの「物々交換」は19日4時から実施。暗い中で「換(か)えんかえー」の掛け声とともに持ち寄った品々を交換し合う。同保存会事務局長の佐藤慎治さん(44)によると、例年大人から子どもまで約300人が参加。持ち寄る品は野菜、酒、手作りの菓子や雑貨などが多いという。「朝ごはん用のアジずしや、カブトムシの幼虫が入った土という変わり種も。自分には不要だが、もらってうれしいものを持ってくるとうまく交換できる」。保存会メンバーも野菜や海産物、乾物などを持って参加する。20日9時からは小学生以下を対象とした「こども物々交換」も実施する。

 このほか、関連イベントとしてアユのつかみ取り(19日)、フリーマーケット(20日)なども行う。

 佐藤さんは「ほしいものを手に入れるという本質と会話しながらやり取りする触れ合いを味わえるのは物々交換ならではの醍醐味。やってみると本当に面白いので、ぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。

 5月24日まで。

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