ゲームの腕を競う「eスポーツ」のオープン大会「大分 GAME PARTY」(大分経済新聞など後援)が6月10日、Oita Co.Lab Lounge(大分市金池町2)で開かれる。主催は大分県eスポーツ協会(080-4310-5417)。
「eスポーツ」はエレクトロニックスポーツの略称で、コンピューターゲームなどによる対戦を「スポーツ競技」とする際の名称。同協会によると、1990年代から世界的に人気が広がり、現在の競技人口は約1億人を超えるという。高額賞金をかけて腕を競うプロの存在も多く、オリンピック種目への採用を目指す動きも始まっている。日本国内では「日本eスポーツ連合」を軸に展開している。
大分協会は、県内での普及と認知度アップを目的に西村善治さん(39)が会長となって2016年8月に発足。大分市内で月に数回の対戦会や交流会を行うなどして、プロを念頭に置いた選手の発掘や育成に努めてきた。現在の登録数は30人で、年齢層は小学3年から40代。大分市内、中津市、日出町、佐伯市のメンバーが在籍する。
今回はこれまでの活動の一つの節目として、誰でも参加できるオープン大会を初めて企画。西村さんは「大分のeスポーツに対する認知度や注目度を確認するとともに、私たちの立ち位置もチェックしておきたかった」と話す。
当日は12時開場。大会は「しらしん拳」と題し、4タイトルにつき10人がトーナメント方式で競い、それぞれの初代チャンピオンを決める。会場には昔懐かしいゲームを楽しめるコーナーを設けるほか、「eスポーツ」関連のフリーペーパーも用意する。大会終了後には抽選会も実施する予定。
チラシについたQRコードやツイッターなどから申し込む。西村会長は「初めて開く大会なのでお祭り気分で進めたい。新しい仲間づくりに、自分の腕試しに、気兼ねなく参加してほしい」と呼び掛ける。参加費は1,000円(設備費、ワンドリンク代)。
定期開催の対戦会への参加も自由。次回は6月1日18時30分からJ:COM ホルトホール大分で行う。