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別府・明礬温泉で「おせったい」 宿泊券や入浴券が当たる地蔵巡りも

明礬温泉の魅力を伝えたいと話す岩瀬さん

明礬温泉の魅力を伝えたいと話す岩瀬さん

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 別府市の明礬温泉地周辺で6月10日、「お地蔵様のおせったい」が開かれる。主催は地元自治会でつくる実行委員会(事務局・岡本屋旅館、TEL 0977-66-3228)。

「お地蔵様のおせったい」のリーフレット

 参拝者をもてなす伝統文化「おせったい」の保護を視野に、同温泉の周知と地域活性などを目的に2009年から毎年開催している。今年で10回目。宿泊券などが当たるスタンプラリー、紙芝居、プリンの食べ歩きチケット販売、餅まきなどを行う。

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 メインイベントのスタンプラリーでは、同温泉地にある12カ所の地蔵参りをして、その場で菓子をもらい、スタンプを集める。全部回って応募すると、抽選で同旅館のペア宿泊券や地獄蒸しプリン、明礬地区の温泉入浴券が当たる(いずれも後日配送)。当日11時からイベント本部(ホテルさわやかハートピア明礬)でスタンプカードを配布する。

 本部会場は10時開場。10時30分から「おせったい」について説明する紙芝居を行い、11時から明礬温泉名物のプリン3種(桃たろう・湯屋えびす、岡本屋、明礬湯の里)の食べ比べが楽しめるセットチケット(600円)を販売する。1人1枚、1家族2枚まで。先着70枚。弁当やベーグルなどの飲食店、七宝焼や水引のワークショップなどの出店も並ぶ。

 明礬薬師寺会場では13時から立命館アジア太平洋大(APU)によるブラスバンド演奏、餅まきが行われ、地蔵湯前広場では地元の子どもたちがヨーヨー釣りなどの出店を開く。山田屋旅館ではぼた餅(限定100個)と甘茶を無料で振る舞う。

 同温泉は硫黄泉で、青みを帯びた白濁色の湯が特徴。地域には温泉の噴気と青粘土を利用して純度100%の天然入浴剤を作るわらぶき屋根の湯の花小屋が立ち並ぶ。2005年に国の重要無形民俗文化財指定。2012年に「別府の湯けむり・温泉地景観」として重要文化的景観に選定されている。岡本屋旅館の岩瀬伸子さんは「スタンプラリーなどで楽しみながら温泉地の空気に触れ、湯の花小屋や湯けむり景観などの素晴らしさに少しでも気付いてもらえれば」と話す。

 実行委員会によると、昨年はスタンプラリーに子どもから大人まで約700人が参加。ボランティア参加の日本文理大の学生や温泉同好会会員らが対応に当たったという。岩瀬さんは「いろいろな人に支えられ、節目の10回目まで続けて来られた。今年もたくさんの人に明礬の文化や歴史を、地域の子どもたちにお地蔵様に手を合わせる習慣を伝えたい」と意気込む。

 開催時間は10時~16時。参加無料。

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