大分・臼杵の国宝臼杵石仏(臼杵市深田)で7月8日、「石仏の里 蓮(ハス)まつり」が始まった。主催は蓮まつり実行委員会(事務局・臼杵市観光情報協会、TEL 0972-64-7130)。
2000年に地元のハス愛好家、ボランティア団体「はないちえ」、住民らが協力して休耕田に植栽したのが始まり。現在は約4400平方メートルのハス畑に約1000株・1万本が花を咲かせるようになった。開花期間は7月上旬から8月中旬。早朝に咲き、その後時間がたつにつれ閉じる。
祭りは2013年から始まり今年で6回目。期間中の土曜・日曜・祝日の早朝を中心に、ハス畑のステージや石仏公園などでハーモニカやギター演奏、太極拳、ヨガなどを行う。15日に新鮮な有機野菜を販売するマーケット「ひゃくすた」、21日に当日参加可能のウオーキング大会、最終日の29日は18時からライブ演奏「ゆうはすの唄」を開く。フォトコンテスト、農村民泊も実施する。
花は見頃を迎え、梅雨明けの好天に恵まれた9日は、早朝からカメラを構える写真愛好家などでにぎわった。大分市から訪れた広瀬京子さん(55)は「朝露にぬれた花びらや、朝日に光る花は本当にきれい」と夢中でシャッターを押した。臼杵市の70代夫婦は「ようやく晴れたので朝一番で来た。この空間でのんびりするのが楽しみ」と笑顔で話していた。
入場無料。7月29日まで。