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大分市で「祝祭広場」説明会 クレーン断念&新案の解説、磯崎さんらの討論会も

当初のクレーン案から変更した可動式屋根案

当初のクレーン案から変更した可動式屋根案

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 大分市がJR大分駅前の旧パルコ跡地(約4300平方メートル)に整備する祝祭広場の市民説明会が9月1日夜、J:COMホルトホール3階大会議室(大分市金池南1)で開かれる。当初のクレーン案取りやめや最終案について説明するほか、パネルディスカッションなどを行う。

祝祭広場の旧設計素案

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 最終案説明会は、市民意見交換会(6月23日)や市議会などで出た意見を踏まえ、7月14日に開催する予定だったが、素案自体が「昨今の想定をはるかに超える地震や台風などの自然災害に対する各施設の安全性についてより深い検証を行う」ことになったため、1カ月半延期されていた。市民への説明会は今回で最後。

 18時30分開会。目玉となっていた門の形をした橋形クレーン2基の設置取りやめ、可動式の大型屋根を取り付ける最終案、7月着工予定だった今後の工期、諸経費などについて詳細を説明する。

 パネルディスカッションでは同整備事業の総合アドバイザーを務める世界的建築家の磯崎新さん、広場をデザインしたヨコミゾマコトさん、佐藤樹一郎大分市長が「都市空間のプラットフォーム 祝祭広場」について語り合う。コーディネーターは大分大理工学部助教の姫野由香さん。来場者の質問を受け付ける時間も設ける。20時終了予定。

 市まちなみ企画課(TEL 097-585-6004)では「市民みんなの共有財産なのできちんと説明したいし、多くの人に喜んでもらえる形にしたい。興味を持って聞きに来てほしい」と呼び掛ける。

 参加無料。定員は300人で当日先着順。

 祝祭広場の設計者は公募型プロポーザルで選考。提出のあった15者から2回の選考会を経て、今年3月に建設コンサルタントサニー(大分市下郡北)を中心とする共同提案体の設計案が選ばれていた。設計費用は約4,850万円。

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