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大分県立美術館で「海と宙の未来」展&プラネタリウム 深海と宇宙の神秘ぎっしり

実物のロケットエンジンなどを展示する「海と宙の未来」展

実物のロケットエンジンなどを展示する「海と宙の未来」展

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 深海と宇宙を学ぶ「海と宙(そら)の未来」展とプラネタリウム「メガスター」が10月2日、大分県立美術館OPAM(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)で始まった。

深海調査船が撮影した映像も投影

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 主催は大分県芸術文化スポーツ振興財団特別企画実行委員会。「第33回国民文化祭・おおいた2018」と「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」(10月6日~11月25日)の大分市分野別事業。

 「海と宙の未来」展は同館初の科学系イベント。1階アトリウムでは、日本初の国産機「H2ロケット」の心臓部に当たる「LE-7エンジン」の実物を展示しているほか、20分の1のロケット模型で日本のロケット開発史も紹介。深度6500メートルまで潜ることができる有人潜水調査船「しんかい6500」、海底資源を探る自立型無人探査機「ゆめいるか」、地球深部探査船「ちきゅう」の模型なども並べている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と海洋研究開発機構(JAMSTEC)による同時開催も初。

 3階コレクション展示室では、2010年に奇跡の帰還として話題となった小惑星探査機「はやぶさ」の実物大カプセル(模型)や「しんかい6500」の実物の観察窓を展示。「しんかい6500」が撮影した映像や、小惑星「リュウグウ」を探査中の「はやぶさ2」が撮影した画像なども紹介している。実行委員会では「はやぶさ2の画像は期間中に更新する。入場無料なので何度でも足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 「メガスター」は3階展示室Bで開催。天の川の星一つ一つを正確に表現し、2200万個の恒星を映し出す「スーパーメガスター2」を使い、地球から138億光年離れた宇宙の果てまで旅をする映像を投影する。

 「海と宙の未来」展は入場無料。開催時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。「メガスター」は一般=500円、大学生・高校生=400円、中学生以下無料。10時10分から30分ごとの入れ替え制。最終入場は18時10分(金曜・土曜は19時10分)。ともに11月25日まで。

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