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別府市のブルーバード劇場で映画祭 加藤雅也さん、真木よう子さんら登壇

来場を呼び掛ける岡村さん(右)と森田さん

来場を呼び掛ける岡村さん(右)と森田さん

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 「第二回 Beppu ブルーバード映画祭」が11月23日、「別府ブルーバード劇場」(別府市北浜、TEL 0977-21-1192)で始まる。小山明子さん、加藤雅也さん、津田寛治さん、真木よう子さんら豪華ゲストを迎え、3日間で「厳選」42本を上映する。

岡村さんは映画祭仕様のネイルで窓口に

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 1949(昭和24)年創業の老舗映画館を守り続ける館長の岡村照さん(87)を映画でたたえるイベントで、昨年に続いて2回目。アニメ、ドラマ、ホラー、ミュージカル、特撮などのジャンルで、新作や初公開作品を含めた42本を公開する。ゲストは小山さん、加藤さん、津田さん、真木さん、高野八誠さん、須賀貴匡さん、長濱慎さん、中原翔子さん、青柳尊哉さんほか多数。各回とも上映にはゲストのトークが盛り込まれる。

 23日10時30分からの「少年」で開幕。故大島渚監督の作品で、妻の小山さんがトークショーで当時を振り返る。14時からの「フラッシュバックメモリーズ」では同劇場初の3D上映を行う。23時30分からはミッドナイトシネマとして3本をオールナイトで上映する。

 24日10時からは真木さんをゲストに迎え、新作「焼肉ドラゴン」と「さよなら渓谷」を公開。19時30分からの新作「ココロ、オドル」では加藤さんがステージに登場する。

 最終日は10時30分から新作「名前」、13時から「イズ・エー」。ゲストは津田さん。16時30分からは初公開作品「デリバリー」をプレミア上映する。長濱さん、中原さんらが登壇するほか、スペシャルメッセージムービーも用意している。

 クロージングの「プリシラ」は入場無料。女装家「ドラァグクイーン」の3人旅を70年代の曲に乗せて映像化した作品で、ゲストはブルボンヌさん。観客参加型のショーも用意している。20時からの後夜祭にはTAK∴(坂口拓)さん主演の「TEBANA SANKICHI」「RE:BORN」の2本を上映する。

 ショートフィルムセレクションは3日間で4枠を用意。1枠で3本を流す。幼児虐待事件を描いた「我が名は理玖」、タレント野沢直子さんの初監督作品「Monkfish Dream」、レズビアンを題材とする「きみは海」など。

 25日は「Beppu 特撮フェスティバル!」も同時開催する。9時30分から「劇場版ウルトラマンジードつなぐぜ!願い!!」などを上映するほか、「第13回全国自主怪獣映画選手権別府大会」を行う。全国の高校、大学、社会人のアマチュア監督が撮影したショートムービー8本を紹介。大分舞鶴高放送部の「大分怪獣ブゴン」などを上映する。入退場自由。

 映画祭を切り盛りする映画ライターの森田真帆さん(38)は「気軽に足を運んでもらえるようにジャンルも時間もバラバラで誰でも何かが楽しめるようにした。特に若い世代に見てほしいという思いも強く、学生価格はできるだけ下げた。『前売り』も事前に予約して当日受け取るいう形もセーフ。とにかく映画の面白さを伝えたい」とアピールする。

 岡村さんは「みんなに支えられて今年も開けるのでありがたい気持ちでいっぱい。個人的には同年代の小山明子さんと話せるのがうれしい」と笑顔で話す。イベントに合わせてネイルも映画祭仕様に整え「窓口でチケットをやりとりするときに指先を楽しんでもらえれば。皆さんに会うのを楽しみに待っている」と来場を呼び掛ける。

 チケットは、前売り=1,000円、当日=1,500円。学生は前売り・当日とも500円。新作は一律1,500円。4回券=3,000円、3日通し券=1万円。

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