大分市の大分県護国神社(大分市牧)で1月7日、七草がゆが無料で振る舞われた。参拝客300人が素朴な味わいに舌鼓を打ち、1年の無病息災を願った。
五節句の一つ「人日(じんじつ)の節句」に合わせて毎年行っている。七草はいずれも大分市内で採れた「地物」で、前日に具材を切りそろえて用意し、7日朝からの調理でかゆに仕立てた。同神社で採れた豊後梅を使った梅干しやお茶も提供した。
7日は暖かな日差しに包まれ、配布開始の10時前から大勢の参拝客でにぎわった。大分市内から訪れた30代女性は湯気の立つかゆを味わいながら「素朴な味がいい。今年1年、みんな健康でいられればうれしい」と笑顔で話していた。
同神社では1月11日に鏡開きを行う。正月のお供え餅を先着300人に福餅として振る舞う。