大分の高校生が運営する音楽祭「OITA HIGHSCHOOL MUSIC FESTIVAL 2019」が3月17日、JR大分駅府内中央口駅前広場で開かれる。今年は舞台を昨年までの大分市の公園から県の玄関口に移動。実行委員会は「華やかなステージで高校生が輝いている姿を見せたい」と意気込んでいる。
学校の枠を超えてつくる「OHMF」実行委員会が主催。横浜で開かれていた高校生手作りの音楽祭をヒントに、大分でも盛り上がろうと2009年から毎春開いている。記念の10回目となった昨年は2日間に拡大して開催。延べ1000人の来場者を呼び込んだ。
今回の実行委員会は県内の高校生35人で構成。総務、企画、広報、営業、演奏の5部門に分かれて運営に当たっている。実行委員長は運上明愛(あきえ)さん(大分国際情報高2年)が務める。
昨年までは大分市の中心街にある若草公園の舞台を利用していたが、今年はJR大分駅前に特設ステージを組んで開催する。「演奏音が迷惑にならない場所をいろいろ探しているうちに駅前という案に行き着いた。人通りが多いにぎやな空間に自分たちの音がどういった感じで広がるか、楽しみ」と運上さん。
当日は事前の予選を通過した「キュウソタコカミ3」「神様、add.は気づいてしまった」「Liberty Gray」「風姿花伝」「The Word is Oyster」「KOL」の各バンド、アコースティック弾き語りの「ゆめの」さん、ダンスユニット「water」が出演する。
ゲストは別府市出身のロックバンド「hotspring」。現在は東京を拠点にレコーディングや全国ツアーなどを行っており、今回は活動の合間を縫って駆け付けるという。16時35分から出演予定。
3月10日は大分市市民活動・消費生活センター(ライフパル)に実行委員が集まり、事前の飾り付けや当日の人員配置といった項目を確認した。運上さんは「ライブハウスはチケット代が高い、閉鎖的といったイメージもあるが、そんなことを払拭(ふっしょく)するようなイベントにしたい。気軽に足を止めて音楽の楽しさを味わってほしい」と呼び掛けている。
13時開演。入場無料。