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海風受け渡りのチョウ乱舞 大分市の「関崎海星館」でアサギマダラ飛来ピーク

来館者の目を楽しませるアサギマダラ(5月15日11時ごろ撮影)

来館者の目を楽しませるアサギマダラ(5月15日11時ごろ撮影)

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 大分市の生涯学習施設「関崎海星館」(大分市佐賀関、TEL 097-574-0100)で、海を渡る大型のチョウ「アサギマダラ」の飛来がピークを迎えている。約1000匹が海風を受けて舞い、訪れた人の目を楽しませている。

シナワスレナグサの上で舞うアサギマダラ

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 透き通るような青緑の浅葱(あさぎ)色の羽が名前の由来。羽を広げた大きさは約10センチで、2000キロ以上の長距離を移動する「旅するチョウ」として知られている。春に南風に運ばれるように台湾などから飛来。日本各地で産卵し、秋に北風に乗って南に帰るとされる。

 同館では今年、アサギマダラの「休憩所」を拡大。スナビキソウの区画に加え、シナワシレナグサを植えた面を新設した。初飛来は例年より11日早く、昨年より10日早い4月19日で、5月15日までに今年最多となる1000匹まで増えている。

 15日は10時の開館と同時にカメラやスマホを手にした市民らが来館。フェンス越しに並んで、シナワシレナグサの上を舞うシーンをフレームに収めていた。

 アサギマダラの情報はホームページとフェイスブックページで確認できる。

 開館時間は10時~18時(金曜~日曜、祝日は22時まで)。火曜休館。入館無料。

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