ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会などで大分市を訪れる観光客をもてなす「Enjoy Oita!! Welcome Fair(エンジョイ大分ウエルカムフェア)」が9月28日、市の中心街で始まった。「大分が熱く盛り上がる! 26日間」と題して10月23日まで多彩なイベントを行う。
大分市が、例年この時期に開催しているイベントをラグビーW杯に合わせて集約して実施する。メイン会場の祝祭の広場で「FULL TIME FUN TIME ~OITA CITY~(10月23日まで)」を開くほか、大分城址公園で「おおいた食と暮らしの祭典(10月1日~20日)」、JR大分駅府内中央口駅前広場で「おおいたマルシェ(10月3~5日)」「第7回宗麟公まつり(10月5日・6日)」、大分市中央通りで「スポーツ・オブ・ ハート2019 in 大分(10月11日~13日)」、市内各所で「おおいた夢色音楽祭2019(10月19日・20日)」などを行う。
「FULL TIME-」では、期間中、会場に設置した243インチの大型ビジョンで24試合のパブリックビューイングを実施。南アフリカ代表チームを描いた「インビクタス」、大分でロケをした「ワイルド7」などの映画も上映する。ステージでは歌手の平原綾香さん(10月4日)、津軽三味線アーティストの匹田大智さん(10月19日)らのライブがあり、飲食エリアには大分の地酒や地ビール、大分開催で試合がある国のブースが並ぶ。
28日は13時30分から祝祭の広場でオープニングセレモニーを開き、元首相の村山富市さんらによるテープカットを実施。佐藤樹一郎市長、大分県ラグビー大使の今泉清さん、大分市観光大使の指原莉乃さんによるトークショーも開いた。
指原さんは、オープンしたばかりの祝祭の広場について「新鮮さにびっくりした」と述べ、プレゼントのボランティアスタッフ用ジャケットを笑顔で受け取った。
今泉さんは「ラグビーはボールを中心に敵と味方が分かれるので、ボールの動きをだけ見ていれば試合を楽しめる」とした上で、10月2日から始まる大分開催の見どころについて解説。佐藤市長は「大分はラグビーが盛んな街。花園で優勝1回、準優勝3回の記録があり、今回も大分の2人が日本代表に入っている。この大会を通してラグビーは大分の誇りであることを世界に伝えたい」と述べた。