大分県産食材を使った健康メニューを味わいながらコンピューターゲームや会話を楽しむ「大分eスポーツ イートアップ」が12月20日夜、大分市のカフェ「予祝cafe nico seed(ニコシード)」(大分市府内町1、TEL 097-507-0765)で初めて開かれる。
大分県eスポーツ連合会長の西村滉兼さん(40)がゲームプレーヤーの健康をテーマに企画した。同店オーナーの伊予田裕子さん(47)に「大分版eスポーツ食」の考案を打診したところ、「腸活スーパーアドバイザー」の肩書を持つ伊予田さんが快諾。新しい切り口のイベントが誕生した。
「『エナジー』をキーワードに考えた」と伊予田さん。集中力を高め、眼精疲労に効果があるとされるビタミンB群や抗酸化作用を持つ食材を取り入れ、農薬を使わずに育てた野菜、カボスといった大分県産の食材もふんだんに使う。
メニューは、削り節をのせた卵かけご飯やみそ汁など「発酵食(菌)」が主役の「きんめし」、チンゲンサイと豚肉炒めのプレート、カキのクリームソース生パスタ、県産完熟カボスを使ったソーダ、ブルーベリーのヨーグルトスムージーなど。フードは880円から、ドリンクは550円で提供する。
20日は19時から店を貸し切りにして開催する。参加者にゲームを持ち込んでもらうほか、主催者側でも複数のゲーム機器とディスプレー2台を用意する。同店備え付けのテレビも活用する。「ゲームをしながらおいしいものを食べ、フリートークを楽しむという緩いイベント。eスポーツや食と健康についての質問も自由にしてほしい」と西村さん。
初回の手応えを確認した上で継続開催も視野に入れているという。西村さんは「こうした形のイベントであればファミリー層も参加しやすいと思う。開催日時などを考えて続けていければ」と話している。
定員は15人で参加費は飲食代のみ。同連合のツイッターページやフェイスブックページから申し込む。