大分市のかんたん港園(大分市生石5)で現在、生花で作られたドレスガーデンが、静かに「その時」を待っている。
ガーデニングの関連イベント「海辺のガーデニングフェスタ」(4月19日~5月10日)の実行委員会(TEL 097-535-2444)が制作。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ガーデニング教室、コンサート、ヨガ教室などのイベントはすべて中止としたが、ドレスガーデンのほか、一般参加者が設置したコンテナガーデンやハンギングバスケットなどはそのまま残した。
「ドレス」は長さ8メートル、高さ1.5メートル。土台部分にペチュニア、マリーゴールド、ネモフィラ、ライラックなど7種類の花が植えられている。後ろの小道から上がると海をバックに花のドレスをまとったシーンを撮影できる。
公園は開放されているが、5月6日までという緊急事態宣言を受けて人影はまばら。ドレスガーデンに上がる人もほとんどいない。実行委員の高橋永治さん(59)は手入れをしながら「連休明けまでに、少しでも鎮静化してもらえれば」とぽつり。