九州電力大分支店(大分市金池町2)は7月22日、新型コロナウイルスの影響で販売量が大きく減った県産のブランド地鶏や地酒を社員らに直販するイベントを本館玄関前で開いた。
九電グループが展開している「あしたプロジェクト」の一環で、同支店の独自企画。飲食店の休業などで売り先をなくした事業者や生産者を応援する取り組みで、4月の「生花」、6月の「弁当」に続いて実施した。
「食べて・呑んで応援!地場産品いただきますプロジェクト」と銘打ち、鶏肉食品を製造・販売する「学食」と「大平酒店」(ともに大分市)を招いて開催。学食は「おおいた冠地どり」の岩塩焼き、ソーセージ、生ハムなど、大平酒店は日本酒や焼酎を販売した。グループ社員ら約900人を対象に予約販売も行った。
22日は16時30分から販売開始。社員らは試食で味を確かめながら次々と商品を買い求めた。学食の雨川誠社長(47)は「コロナの影響はこれからも続くと思うので、こういった支援は本当に助かる」と笑顔。大平酒店の大平杏子さん(49)は「これからも蔵元と小売りなどが一つになって頑張っていきたい」と話した。
同支店広報グループでは「今後も県などと連携して同様の支援を続けていきたい」としている。