連日の猛暑日が続く豊後大野市で、「東洋のナイアガラ」と称される「原尻の滝」(緒方町)が、ひとときの涼を求める観光客でにぎわっている。
大野川支流の緒方川にある滝で、幅約120メートル、高さ約20メートル。阿蘇山噴火の火砕流が固まった凝灰岩が崩落してできたとされ、田園に開いた穴に吸い込まれる様子がナイアガラの滝のように見える。水流の間際まで近寄ることができ、雄大な光景を上から眺めることができる。滝の周囲にはつり橋や遊歩道も整備されている。
豊後大野市犬飼町では、8月12日から20日まで気温37度以上となっており、19日には38.7度に達するなど猛烈な暑さが続いている。21日も12時42分に38.2度を記録。10日連続の猛暑日となった。
「涼やかな空間を求めて」訪れたという大分市の20代女性は「想像以上に暑かったが、迫力のある滝の姿や音を間近で感じられて涼しく感じた。時折吹き抜ける風も気持ちが良い」と笑顔で話した。