臼杵市の魅力を発信するユーチューブの「うすきチャンネル」のチャンネル登録者数が10月21日、節目の1000人を超えた。25日に生配信する2周年記念番組で、視聴者への還元企画を発動させる。
臼杵市と大分朝日放送(OAB)が2018(平成30)年10月27日に始めた食・観光・移住情報などを紹介する地域情報番組。2020年3月まではインターネットと臼杵ケーブルネットを通して「サーラ・デ・うすき」内の「ホッとスタジオ」から毎週土曜にライブ放送していた。2020年4月以降は臼杵市が独り立ちする形で継続。現在は番組開始当初から司会を務める市地域おこし協力隊の三中西(さんなかにし)篤さん(42)と、市内で仏具店「山本鳳凰堂(ほうおうどう)」を営む平林真一さん(42)が月1回、配信している。
「登録者数1000人」は広告収入が得られるようになる区切りの数字で、自立を視野に配信当初から目標の一つとしていた。10月8日時点で891人だったことから2周年の節目に合わせて達成させようと行動を起こし、到達時には視聴者にプレゼントを進呈する還元イベントを行うとした。
フェイスブックやチラシを作って市民らに協力を呼び掛けたところ、それまで月に平均20人前後だった登録数が急増。放送日4日前の10月21日夜に1000人に達した。平林さんは「登録者や再生の数を増やすことが直接の目的ではないが、臼杵の魅力を発信しつつ地域の人に愛されるチャンネルを目指すためにはクリアすべき壁の一つだった」、三中西さんは「たくさんの人から応援の声を受けた。今後も注目され、愛され続けたい」と喜んだ。
思い出に残るシーンについて、三中西さんは「豪雨の中で行った野津からの中継」、平林さんは「三中西が市長に『綾瀬はるかのおっぱいバレー、知ってますか?』と問い、現場を凍り付かせた瞬間」を挙げた。
プレゼントは協賛した10店舗以上の商店などから提供を受けた。食事券、ホテルペア宿泊券、整体利用券、布団のほか電気代半年無料といったユニークなものも寄せられている。誰でも応募可能で、募集方法は配信日までに決める。
81回目を数える25日の配信は20時スタート。ビデオ会議システムを使ったサプライズゲストとのトーク、テーマトーク、プレゼントの紹介などを行う。三中西さんは「感謝の気持ちでいっぱい。チャットを通して視聴者と一緒に楽しく盛り上がりたい」と意気込む。