別府市の町全体を舞台とする市民文化祭「ベップ・アート・マンス2020」が12月12日に始まる。初の冬開催となる今年は1月31日まで51日間の日程で、87団体が展覧会やワークショップ、オンラインでのパフォーマンス配信など多様なプログラムを展開する。
「混浴温泉世界実行委員会」(事務局=BEPPU PROJECT、別府市野口元町2、TEL 0977-22-3560)の主催。個人や小規模グループなどが行う文化活動を集めたイベントで、市民文化の振興を目的に2010(平成22)年から毎年10月ごろに開催している。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮して開催を延期していた。
市内の47カ所の会場で「音楽」「鑑賞・展覧会」「体験」「ダンスパフォーマンス」など105のプログラムを実施。初参加の団体は35団体で、今年からオンラインのプログラム配信にも対応するため、海外から5団体が参加する。オンラインプログラムは29本を予定。
イタリアを中心に活動するオペラ歌手の小村朋代さんは「大分弁で楽しむオペラ『愛の妙薬』」(1月16日)を披露。ラップを歌いながら絵本を描くデュオ「ツナ瓶」はパフォーマンスを動画で配信する(12月12日~19日、1月10日~24日)。アソビLAB企画は「野菜で絵の具をつくろう!」(12月19日・20日、1月9日・10日)をオンラインで開催。劇団「かくたす」は別府公園で、星空舞台「たとえば雫れたミルクのように」(1月23日・24日17時半~)を公演する。
参加・鑑賞などの予約は12月7日から。専用ホームページか電話で受け付ける。期間中、市内のセレクトショップ「SELECT BEPPU」(別府市中央町9、TEL 0977-80-7226)にインフォメーションセンターを開設する(火曜定休、12月29日~1月5日を除く)。