大分市の大分県護国神社(大分市牧、TEL 097-558-3096)で1月7日、持ち帰り用七草がゆの無料振る舞いがあった。
一年の無病息災を願い、五節句の一つ「人日(じんじつ)」に合わせて毎年行っている。例年はその場で食べられる場所を用意しているが、今年は新型コロナウイルスへの対応で持ち帰りのみとした。
奉納されたセリやスズシロ(ダイコン)などの七草は大分市内で採れた「地物」。奉仕役の女性2人が前日に具材を切りそろえ、7日朝からの調理で300人分のかゆに仕立てた。
今年は恒例の行列も見られず、熱々のかゆが入った容器を受け取りながら「ここで食べるのが楽しみだったのに」と残念がる参拝者も。大分市内の50代男性は「コロナ封じの希望を込めて、家でゆっくり味わいたい」。