JR大分駅ビルの商業施設「アミュプラザおおいた」(大分市要町1)を運営する「JR大分シティ」は4月15日、2020年度の営業概況を発表した。新型コロナウイルスの影響で、売上高は約188億円(前年度比79.6%)、入館者数は約1676万人(同72.7%)にとどまった。
同社によると、緊急事態宣言の発令を受け4月18日から5月17日まで休館。再開後もオープン時間を短縮して営業した。コロナ禍による売上高、入館者数の前年割れは2年連続。
営業再開後はアウトドア用品、「家ナカ需要」による雑貨や酒類、宝飾貴金属などが好調に推移。大分初進出の10店を含むニューオープンの21店も売り上げアップに貢献した。6月から今年3月までの10カ月間は、売上高約175億円(前年度比88.8%)、入館者数約1552万人(同81.2%)だった。
催事は「アイス」などの季節関連、「スイーツ」や人気漫画「鬼滅の刃」といった話題ものを実施。屋上広場でのビアガーデン、「大分駅」と「小倉駅」で競うeスポーツ大会、子ども向けのワークショップなども開き、入館者数増につなげた。
4月16日に開業6周年を迎えるに当たり同社では「コロナ禍で取り巻く環境は大変厳しいが、今後も安全安心を基本に新しいコトやモノを提案し、大分市中心部のにぎわいづくりと地域の情報発信に努めていきたい」としている。