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大分市の高崎山に「ザビエル」子ザル 頭頂部に「50円はげ」も元気いっぱい

頭の毛が円形に抜けたB群の子ザル(6月1日15時40分撮影)

頭の毛が円形に抜けたB群の子ザル(6月1日15時40分撮影)

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 大分市の高崎山自然動物園(神崎、TEL 097-532-5010)に頭の毛が円形に抜けた子ザルが現れ、スタッフの話題となっている。

「50円はげ」も元気いっぱい

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 B群にいる推定3歳の雄。頭頂部のやや左の毛がおよそ10円玉の大きさに抜け、白い肌が見えている。5月25日にスタッフの村田美由紀さんが「餌の時間に集まってきた群れの中に『白いもの』が動いていたので気が付いた」。

 同園では過去に、頭の生え際の毛を母ザルに抜かれた「そり込み3兄弟」と言われた3匹の子ザルがいたが、真ん円の記録はないという。「他のサルに抜かれたのか、自分で抜いたのか、けがや病気が原因なのか全く分からない」とする。

 当の子ザルは円形脱毛の影響もなく、餌を食べ、毛繕いし合い、元気に走り回っている。先日は兄弟げんかを母ザルの「ユキモン」にたしなめられ、頭をかみつかれた。その時の傷跡が「10円はげ」の中央に残り、6月1日現在は「50円玉」のようになっている。

 村田さんは、豊後のキリシタン大名・大友宗麟と交流のあった外国人宣教師の肖像画に例えて「ザビエルのよう」。「男の子は大人になると群れから離れていく。夏毛が生えてくる可能性もある。今のうちに探しに来てほしい」と呼び掛ける。

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