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大分市の田北調理師専門学校が「食中毒予防料理」 学生考案の20レシピ、HPで公開

提案会で料理を紹介する学生

提案会で料理を紹介する学生

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 コロナ禍でテークアウト販売を始めた店舗が増える中、大分市の田北調理師専門学校(府内町2、TEL 097-532-2803)は、学生が考案した食中毒を予防するオリジナル料理20品をホームページ上で動画を交えて紹介している。

食中毒予防料理のレシピを紹介した提案会

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 テークアウト需要の高まりと例年よりも早い梅雨入りが重なったことから、立松洋子特任講師が調理師専修コースに「食中毒予防」の授業を取り入れた。5月27日には2階調理室で提案会を開き、食中毒の3原則(付けない、増やさない、やっつける)などを学んだ2年生11人が、それぞれが考えた料理を県食品・生活衛生課の職員らに試食してもらった。

 料理には抗菌作用のあるワサビやニンニク、細菌の増殖を防ぐ酢や砂糖などを使用。「梅ごぼう」などを調理した堀部茉子さんは「水分を少なくするのも細菌の繁殖防止につながる」とし、「調理時は水を飛ばしすぎて味が濃くならないよう気を付けた」と話した。

 動画(8分)では提案会当日の様子や全20品の材料などを紹介。このほかニンニクを使った「魚の南蛮漬け」や「ビーフンのアーリオオーリオ」、下味の漬け汁にワサビを使った「イワシわさび照り焼きステーキ」の詳細なレシピを記した画像も添付している。

 立松講師は「飲食店のテークアウトメニューはもちろん、店舗で提供する料理や家庭での調理に活用してもらえれば」と呼び掛けている。

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