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JFLヴェルスパ大分、ホームで青森撃破 4位浮上

後半37分、ヘディングでゴールを決める中村(18)

後半37分、ヘディングでゴールを決める中村(18)

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 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)第22節は9月12日に2試合があり、ヴェルスパ大分は大分市営陸上競技場でラインメール青森を1-0で破った。通算成績は10勝4分5敗で勝ち点を34に伸ばし、4位(暫定)に浮上した。

貴重な先制点にベンチも歓喜

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 大分は前半、押し気味に試合を進めPKの好機も得たが決め切れずに0-0で折り返した。後半37分、DF西埜植颯斗選手から左サイドでボールを受けたMF藤本拓臣選手が駆け上がりゴール前にクロスを入れると、FW中村真人選手が頭で合わせて先制した。守備陣も青森の攻撃を抑え切り零封した。

 4位青森とのホーム戦。シュート数13-4、コーナーキックの数も12-5。前半にはPKの決定機もあった。主導権を握りながらも80分以上にわたって苦しい展開が続いたが、サイドから背後を崩す形を繰り返し、最後にゴールをこじ開けた。PKを外しながらも値千金のゴールを決めた中村は「練習通りのクロスだった。何の気負いもなく決められた」と笑顔を見せた。

 第21節の東京武蔵野ユナイテッドFCとのアウェー戦(9月4日)は、雷雨の影響で後半38分、0-1の状態で中断中。「ロングボールを多用する相手に惑わされ、ペースをつかめなかった」と山橋貴史監督。リーグも後半に入り、「対策を練られているのが分かる。自分たちも相手に合わせて力でねじ伏せる、意図をはぐらかす、などと戦い方を変えていかないと」と話す。

 青森戦は前掛かりにプレスする自分たちのサッカーを徹底。前半から繰り返した左サイドの崩しに狙いを絞り、フレッシュな選手を投入する采配が的中した。緊迫の一戦を制し貴重な勝ち点3を積み上げたが、山橋監督は「こうしたぎりぎりの試合を勝っていくしかない」と気を引き締めた。

 大分は次節、9月18日に大阪府営服部緑地陸上競技場でF.C.大阪と対戦。9月26日15時30分からは東京武蔵野ユナイテッドFCとの再開試合がある。競技場は非公表。開始条件は中止時点と同等で、プレー時間は後半7分間+アディショナルタイム。

 リーグ戦首位はいわきFCで勝ち点は48。2位はHonda FC(勝ち点41)で3位はFCティアモ枚方(35)。上位3チームの試合数は21で大分は2試合(第21節の東京武蔵野ユナイテッドFC戦を含む)少ない。

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