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勢いそのまま「ロバート」ボスザルに 大分市の高崎山でC群第1位就任式

C群のトップに立ったロバート

C群のトップに立ったロバート

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 大分市の高崎山自然動物園(大分市神崎、TEL 097-532-5010)で3月3日、新しくC群322匹のトップとなった「ロバート」(雄・推定11歳)の第1位就任式があった。

垂れ幕を引くロバート

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 同園を運営する市高崎山管理公社によると、ロバートは2019年ごろからC群の中で目立つようになり、2021年8月に上位のマルオを追放して3位に昇格。2カ月後の10月には2位のショットがB群に移籍したことから自然とナンバー2となった。さらに今年1月に群を率いてきたブラック(推定21歳)が死んだことから、第13代の「ボスザル」となった。

 性格は、仲間に厳しく当たる面もあるが、「人間でいえば30代前半と若く、精神的にも肉体的にも伸び代は十分」。「2021TNZ選抜総選挙」の「イケメン」部門でも初めて頂点に立っている。名前の由来はお笑いトリオ「ロバート」で、職員が「勢いのあるサルに」と願って名付けた。

 3日は11時からサル寄せ場の一角で就任式を開いた。ロバートに代わって高崎山マスコットキャラクター「タッキー」に辞令を交付。ロバートは「第1位就任おめでとう」と書かれた垂れ幕を引いた後、ご褒美のバナナを受け取った。

 およそ半年の間に4位から1位となるのは「かなりの速さ」。同園の楽猿案内担当の下村忠俊さんは「C群はB群(669匹)より勢力が弱まっているが、ロバートは前に出るタイプで仲間を守る意識もしっかりしている。中心となって群れを引っ張っていってくれれば」と期待する。

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