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別府市で大分県立竹工芸訓練センター修了作品展 12人の「2年の成果」72点ずらり

修了生12人の竹工芸が並ぶ作品展

修了生12人の竹工芸が並ぶ作品展

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 大分県立竹工芸訓練センターの「竹工芸科」修了作品展が3月1日、別府市竹細工伝統産業会館(別府市東荘園8、TEL 0977-23-1072)で始まった。訓練生12人が2年間で培った技能と知識を詰め込んだ72点を展示している。

廣口さんはバッグや帽子などを出展

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 同センターは1939(昭和14)年に、日本で唯一の竹工芸を専門とする2年制の公立学校として開校した。訓練生は材料加工、編み込み、染色などの工芸技術や、起業や販売に向けたマーケティングなどの知識を学ぶ。

 本年度修了生の出身は岩手、神奈川、長野、静岡、広島、大阪、福岡などで、県内は3人。作品展には2年次の「商品開発」など6つの課題で取り組んだ作品を並べている。

 別府市の廣口友里恵さん(37)は、市職員時代に別府伝統の竹細工に触れたことがきっかけで入校したという。会場には松葉編みで仕上げたバッグや、横六角網代編みを使った帽子など「身近な竹商品」を展示する。

 宇佐市出身の高江クルムさん(30)は、家具製作で腕を磨いた後、父で別府竹細工の伝統工芸士・雅人さんを追って同じ世界に飛び込んだ。竹の外皮を薄くそぎ、手触りをより滑らかにするといった繊細な作風が特徴。数本の細い板状の竹を曲げてデザインしたトートバッグなどを出展している。

 開場時間は8時30分~17時。観覧料は、高校生以上=390円、小・中学生=130円。今月6日まで。

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