NTTジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン1の第11節は3月27日、各地で交流戦6試合があった。大分県をセカンドホストエリアとする横浜キヤノンイーグルスは、昭和電工ドーム大分で東京サントリーサンゴリアスと対戦し、27-40で敗れた。
横浜は前半12分、FLコーバス・ファンダイク選手がトライを決めて先制。その後2トライ(1ゴール)、2PGを献上し逆転されたが、FBエスピー・マレー選手のトライとPGなどで食い下がり、17-18で前半を折り返した。後半も10点ずつを加点し1点差のまま試合が進んだが、後半33分、同39分にトライを奪われ、自力に勝る東京に突き放された。
リーグワンは今年度から始まった新リーグで大分では初開催。会場には5393人が詰め掛け、首位東京と4位横浜の好ゲームを堪能した。
バックスの華麗な抜け出しや激しいタックルにはチーム関係なく会場全体が興奮。東京のSH流大選手は「観客の雰囲気や応援が良かったので気持ちよく戦えた」、CTB中村亮土主将は「グラウンド状態が素晴らしかった。ストレスなくプレーできた」と話した。
横浜は、昨年3月に同会場であったトップリーグ戦に続く敗戦。第2本拠地のゲームを勝ちきれず、HO庭井祐輔主将は「大分の応援は毎回熱く、良い環境で試合をさせてもらっているのに勝つところを見せられていない。残念な思いをさせないよう、次は勝つ試合を見せたい」と意気込んだ。横浜は5月8日に同会場でNECグリーンロケッツ東葛と対戦する。
リーグワン・ディビジョン1(1部)は12チーム。A・B組内の2回戦総当たりと、別組との交流戦1試合で5月まで16試合を戦い、上位4チームでプレーオフを争う。第11節終了時点で10勝1敗の東京が勝ち点46で首位。2位はクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(勝ち点44)、3位が埼玉ワイルドナイツ(同40)。4位・横浜は7勝4敗で勝ち点は32。