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別府市の鶴見岳で「大寒がまん大会」 氷点下の熱戦に笑い声飛び交う

ふんどし姿で氷柱にしがみ付く参加者

ふんどし姿で氷柱にしがみ付く参加者

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 別府市の鶴見岳の山頂広場で1月27日、恒例の「鶴見岳大寒がまん大会」が開かれた。氷点下の中で寒さと冷たさに耐えるユニークな5競技が行われ、雪景色の会場に観客の声援と笑い声が広がった。

新設の「焼酎利き酒コンテスト」

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 別府ロープウェイ(別府市南立石、TEL 0977-22-2278)の主催。25回目となる今年は「かき氷早食い」「そーめん早食い」「地獄の針仕事」「氷柱しがみ付き」と新しく導入した「焼酎利き酒コンテスト」で、それぞれ10~14人が競い合った。

 青空が広がる好天に恵まれ、会場となった鶴見山上駅前広場(標高約1300メートル)も氷点下5度という「絶好の」コンディションとなった。

 「焼酎利き酒コンテスト」は、氷で作ったグラスに入れた米、芋、麦、黒糖、泡盛の焼酎の種類を当てる競技で、参加者は「寒さで味が分からない」と悪戦苦闘。飛び入り参加ながら初代チャンピオンとなった福岡市の上野聡一郎さん(41)は「来年も出るしかない」と喜んでみせた。

 氷水が入ったバケツに1分間手を入れてから3本の針を糸に通す「地獄の針仕事」では、前年覇者で優勝候補の筆頭だった別府市の奥村優子さん(46)が2位となる波乱も。優勝した福岡県大野城市の春口富士子さん(64)とは1.5秒差の接戦で、「来年は練習してリベンジしたい」と悔しそうに話した。

 高さ約2メートルの氷の柱に素手と素足で抱き付く時間を競う「氷柱しがみ付き競争」では、ふんどし姿や仮装した参加者が挑戦。口々に「奥さんだと思って離さない」「優勝して彼女に報告する」などと叫びながら氷柱に抱き付き、会場の笑いを誘っていた。

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