大分市の「南蛮BVNGO交流館」(大分市顕徳町3、TEL 097-578-9191)で8月10日夜、落語の怪談ばなしで涼を楽しむ「真夏の夜語り in 南蛮BVNGO交流館」が開かれる。入場無料。
同館は昨年10月の開館以降、不定期でイベントを開催。夜間を利用した催しは今回が初めてで、県南落語組合の岩本正憲さんが19時から「死ぬなら今」、井上博文さんが20時15分から「皿屋敷」を演じる。
当日は通常時同様17時に一度閉館し、18時45分にあらためて開場する。館内の「茶の湯ゾーン」の茶室を講壇とし、隣接するシアターゾーンに50ほどの椅子席を設ける。庭園のライトアップも行う。
交流館前広場では19時15分から顕徳町自治会の盆踊りイベントも同時開催。同館では「交流館の雰囲気にぴったりの夏らしいイベント。演目の間に休憩時間を設けているので館内を見学したり、盆踊りを楽しんだりして満喫してほしい」と呼び掛けている。
同館は昨年10月に大分市元町の「大友氏遺跡体験学習館」を受け継ぐ形でリニューアルオープン。「大友宗麟」「大友氏館跡」「南蛮文化」をキーワードに、宗麟の功績や遺跡などを映像などで紹介している。「茶の湯ゾーン」は、宗麟が茶の湯の達人であったことから設けた。「BVNGO」の表記は、ヨーロッパ最初の日本地図において九州地方がラテン語の「BVNGO」(豊後)と記されていたことに基づく。