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ラグビーW杯「大分予選ラウンド」3試合 ウェールズとフィジー、好ゲームで締めくくる

試合終了後、祝祭の広場では乾杯の輪が広がった(10月9日22時35分ごろ撮影)

試合終了後、祝祭の広場では乾杯の輪が広がった(10月9日22時35分ごろ撮影)

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 ラグビーワールドカップ2019日本大会の第17日があった10月9日、大分では昭和電工ドーム大分で予選のプール戦1試合が行われ、ウェールズがシーソーゲームの末、フィジーを29-17で破りベスト8進出を決めた。10月2日、5日から続いた所定の「大分予選ラウンド」が終了した。

試合終了後に外国人らを見送るボランティア

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 2勝を挙げ、予選突破に王手をかけたウェールズと強豪オーストラリアに善戦したフィジーの対戦で、大分市内は両国を応援する外国人でにぎわった。

 祝祭の広場(大分市中央町1)は試合前からビールで胃袋を満たすウェールズファンで埋まった。赤いジャージーに身を包んだ一団は乾杯を繰り返して「今日も買ってくれるさ」と意気盛ん。JR大分駅南口の大分いこいの道広場(大分市東大道1)のファンゾーンでは、フィジーから来たという女性グループが「フィジーチームはいつでも勇敢。今日も私たちに勝利をプレゼントしてくれるに決まっている」と拳を突き上げた。

 3万3379人が来場。大歓声の中で18時47分にゲームが始まった。キックオフ直後からフィジーが攻め上がり、立て続けのトライで10-0としたが、ウェールズが2本のトライとコンバージョンゴールで逆転。後半もフィジーが3分にペナルティトライで7点を挙げて再度、試合をひっくり返したが、自力に勝るウェールズがトライを重ねて再逆転。そのまま逃げ切った。

 別府市から来た30代の男性は「フィジーの頑張りに感動した。格上のウェールズを倒すジャイアントキリングの場面に立ち会えるかと思ってドキドキしながら見ていた」と興奮した様子を見せた。大分市の50代男性は「このカードは絶対に好試合になると思っていた。予選の中では最高の面白さだった」と満足そうに話した。

 試合終了後も祝祭の広場はドームから戻って来たウェールズファンらで埋まり、あちこちで勝利を祝う乾杯の輪が出来た。大分市の30代女性は「今日の試合と熱いファンを見て、ウェールズが好きになった。準々決勝のチケットをどうにかして手に入れたい」と笑顔で話した。

 大分では10月2日にニュージーランド対カナダ(63-0)、5日にオーストラリア対ウルグアイ(45-10)の予選プール戦が行われた。今後は準々決勝の2試合が予定されている。19日はプールC1位とプールD2位、20日はプールC2位とプールD1位が対戦。プールCはイングランドとフランス、プールDはウェールズとオーストラリアが予選突破を決めている。

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